NetFlow Analyzer は、NetFlow データを受信すると、直ちにトラフィックグラフを生成します。 トラフィック タブでは、入ってきたトラフィックと出ていったトラフィックに関するリアルタイムトラフィックグラフを表示します。 どのリンクをクリックしたかにより、インタフェースかIP グループどちらかのトラフィックグラフを参照することができます。
トラフィック レポートは、特定のリソースによって受信/送信されたトラフィックのデータ容量、速度、帯域使用率、およびパケット数に基づいて表示されます。 グラフおよびデータ点は、画面上部右側から選択することで1、5あるいは15分間隔で参照することができます。
パケット タブでは、受信されたトラフィックデータの実際のパケット数が表示されます。 この情報は、エクスポートされたNetFlow データに含まれています。 |
トラフィック入力側詳細とトラフィック出力側詳細 は、選択された期間にわたって生成されたトラフィックのサンプリング値を表示します。パケットタブは 受信されたトラフィックデータの実際のパケット数を表示します。 この情報は、エクスポートされたNetFlow データに含まれています。
初期設定は、”過去1日レポート”です。 日次および週次のレポートに関するトラフィックレポートでの1時間刻みのデータを参照することができます。 これを行うには、まず先頭の時間選択バーで 過去1日レポート か 過去1週間レポートオプションを選択します。 対応するトラフィックグラフが表示されたとき、そのグラフの下の表には、フィルターアイコンがカテゴリーラベルの隣に含まれます。
フィルターアイコンをクリックすると、トラフィックグラフを参照したい1時間刻みの時間間隔を指定できます。 表示 ボタンをクリックすると、フィルターを設定して、下部の表とともにトラフィックグラフ中の1時間単位の値を見ることができます。 リセット ボタンをクリックすると、フィルターを消してレギュラーのトラフィックグラフへ切り替わります。
95%とは、取得した値のセットで95%を超えている数値のことです。 この統計がデータ処理能力を測るのに便利なのは、インターフェースで生成された最大トラフィックの正確な図式を提供できるからです。 パフォーマンスデータを分析する標準的な物差しとなります。
トップ 5%の収集したデータを破棄する場合、95%が最大値になります。 これは、一時的に突出した値を計測しないようにしている場合の、ピーク値の物差しとして使われます。 これは平均値とは大きく異なります。 以下の例をご参考ください。
CPU使用として以下のデータを収集した場合を考えてください。 60,45,43,21,56,89,76,32,22,10,12,14,23,35,45,43,23,23,43,23 (20レコード)。 このリストは昇順にソートして最大値の89だけは破棄されます。 この場合は、20個のレコードの5%は1個なので、レコードを1つ破棄します。 残りのリストの最大値は76になります。これが95%です。
NetFlow Analyzerでは、表示されているトラフィックグラフからドリルダウンを行うことができます。 トラフィックグラフ上にポインターをおくと、ポイントが矢印から"+ "に変わり、 右クリックを押し続けながら移動させると、グラフの表示時間幅が選択できます。 例: 最近1週間のトラフィックレポートを選択した後、調査したい特定の2日間のトラフィックデータを選択できます。 これは、期間を1分間まで狭められ、詳細なドリルダウンを行うことができます。 開始時間とシステム時間の間の時間差により、"グラフのリセット"リンクをクリックして、ある期間に移動します。
例
18:15分を選択した場合、17:15から18:15分間のデータグラフが表示されます。 17時を選択した場合: 25分から17時50分を選択すると、この間のトラフィックデータを1分間平均で表示させることができます。 "グラフのリセット"リンクをクリックすると、画面が最新1時間のトラフィックレポートに変わります。 作業に5分かかったとすれば、17時15分から18時15分のデータではなく、17時20分から18時20分のデータが表示されます。
これは、どのトラフィックレポート期間(最新1時間、最近24時間など)で選択したかに依存します。
IP グループ管理を用いて設定されたWAN RTT 監視は、ここで参照することができます。 グラフは、生成されたIP グループの平均ラウンドトリップ時間グラフを表示します。 ダイアルは、平均RTT の表現でもあります。 監視の詳細統計は、WAN RTT 監視モジュールを用いて参照することができます。